空き家を、喫茶店にする。
空き家を、喫茶店にする。
そこにあるのに、だれも使っていない空き家。
すこし手を加えたら、きっと素敵な喫茶店になる。
そう思ったら、なんだかワクワクするよね。
まずは、この場所のいいところを見つける。
古い柱には、長い時間の跡がある。
そして、床のきしむ音も、なんだか心地いい。
こういうの、ちゃんと活かしたい。
たとえば、和風の空き家なら、落ち着いた喫茶店に。
障子ごしの光と、湯気の立つコーヒー。
なんでもない午後に、ふらっと立ち寄れる場所。
洋風の空き家なら、クラシックな喫茶店。
大きな木のテーブルに、そしてアンティークのカップ。
時間がゆっくり流れる、そんな場所にしたい。
お金は、そんなにかけられない。
だから、できるだけ自分たちでやる。
壁を塗ったり、床を磨いたり。
いい感じの家具を、古道具屋で探したり。
「ぴったりのものを見つけた!」って瞬間が、うれしい。
地域の人が集まる、そんな場所に。
ここでとれた野菜を使ったサンドイッチ。
近所のおばあちゃんが教えてくれた、昔ながらのケーキ。
「このお店、なんか落ち着くね」って言われたら、大成功。
ときどき、ちいさなイベントもやる。
夜の読書会とか、朝のラジオ体操とか。
「お店だけど、みんなの家みたいな場所」って、いいと思う。
そして、知ってもらう。
SNSって、すごい。まだオープンしてないのに、「行ってみたい!」って言ってもらえる。
工事中の写真をあげたり、「こんなメニュー考えてます」ってつぶやいたり。
お店ができるまでの過程も、物語にしちゃう。
ちゃんと、やるべきこともやる。
そういえば、お店を開くには、いろんな許可がいるんだ。
保健所のこと、消防のこと。
「あ、あとでいいや」って思ってると、大変なことになる。
だから、早めにチェックしよう。
空き家が、お店になる瞬間。
最初は「ただの古い家」だったのに、気づいたら、もう「ここじゃなきゃダメなお店」になってる。
空き家を喫茶店にするって、もしかしたら、ちょっと魔法みたいなことかもしれない。

運営会社:合同会社桔梗企画