【空き地 投資】はじめの一歩｜空き家より“土地だけ”が狙い目な理由とは？

はじめに｜「空き地」って、投資になるの？

不動産投資といえば「マンション経営」や「空き家再生」が注目されがちですが、
じつは“空き地”そのものに投資するというシンプルな方法があります。

建物がないぶん、維持コストがかからず、リスクも低い。
しかも、初期費用が少なくて済むため、初心者にもはじめやすいというメリットも。

今回は、そんな空き地投資の魅力と活用法、注意点までわかりやすく解説します。

空き地投資が注目される理由

初心者でも始めやすい4つのメリット

不動産の中でも「空き地」は、とにかく身軽な投資対象です。

たとえば…

• 初期費用が安い
  　→ 建物がないため、物件価格が比較的安価です。
• 固定資産税が抑えられる可能性あり
  　→ 小規模な土地なら、課税額も小さめに。
• 管理の手間が少ない
  　→ 建物の老朽化やメンテナンスの必要がありません。
• 空き地活用の幅が広い
  　→ 駐車場、資材置き場、貸し農園、キッチンカー用地など、多様な収益化が可能。

こうした柔軟さが、「空き地＝遊休資産」と思われがちな固定観念を変えつつあります。

こんな空き地が投資に向いている

利回りや再販性を意識した「選び方」

空き地といっても、収益化しやすい土地と、そうでない土地があります。
見極める際は、次の4つに注目しましょう。

1. 立地（住宅地 or 商業地の近く）
   　→ 駐車場や貸しスペースとしての需要が見込める場所が理想。
2. 接道（前面道路あり）
   　→ 道に面していない土地は、将来の活用に制限がかかることも。
3. インフラ整備（上下水道・電気）
   　→ 引き込みができるかどうかは収益化の幅に直結。
4. 都市計画（市街化区域か調整区域か）
   　→ 調整区域は利用目的が限られ、収益化が難しい場合があります。

空き地を買う前に、必ず用途地域と建築制限を役所で確認しましょう。

実例で見る｜空き地の活用パターン

実際に空き地投資で成功している人たちの事例をいくつか紹介します。

• Aさん（30代／会社員）
  　→ 駅から徒歩10分の空き地を購入し、月極駐車場として運用。月収3万円の副収入に。
• Bさん（40代／主婦）
  　→ 自宅近くの空き地を借りて家庭菜園として貸出。週末利用者が定着し、年間契約も。
• Cさん（50代／個人事業主）
  　→ 空き地を「移動販売スペース」として提供。地域のキッチンカーと提携し、日貸し収入を得る。

このように、「空き地は眠ったままではもったいない」のです。

空き家 vs 空き地｜どっちが得？

不動産投資を考えるとき、よくあるのが「空き家と空き地、どちらが良いのか？」という疑問。
以下の比較表をご覧ください。

空き地投資の落とし穴に注意

“安い＝お得”ではないこともある

空き地投資には、気をつけたいポイントもあります。
以下のようなリスクに備えておくことが重要です。

• 境界が不明確な土地
  　→ 測量費や隣地トラブルに発展するケースも。
• インフラ未整備地
  　→ 上下水道の引き込みに数十万円かかる場合も。
• 市街化調整区域の制限
  　→ 原則として建物が建てられず、使い道が限定されます。
• “放置”による草木の繁茂や不法投棄
  　→ 定期的な見回りや簡易フェンスの設置など、最小限の維持管理は必要です。

空き地の探し方・買い方ガイド

信頼できる情報源を使う

空き地は、不動産ポータルサイト以外にも、こんなところで探せます：

• 空き家バンク（自治体運営）
  　→ 一部、空き地や解体後の土地も掲載されていることがあります。
• ジモティーや地域掲示板
  　→ 個人間での売買情報が見つかることも。
• 健美家・アットホームなどのポータル
  　→ 土地投資カテゴリーで空き地を探すことが可能。
• 空き家リスト（akiie.net）
  　→ 全国の空き家や空き地を無料で検索・掲載できるサービス。

まとめ｜空き地投資は“自由”を味方につける投資

空き地には建物がないからこそ、
「これからどう使おう？」という自由な未来が残されています。

駐車場にも、貸し畑にも、小さなカフェスペースにも。
あなたのアイデアしだいで、眠っていた土地が資産に変わる。

空き地投資は、まだまだ可能性に満ちた“はじめやすい不動産投資”の一つです。

Q&A