岐阜県可児市に住むという選択｜空き家からはじまる“ちょうどいい暮らし”

「名古屋までは電車で約40分。でも、目の前は田んぼと森。」

そんな、ちょっと不思議なバランス感覚を持つまち、それが岐阜県可児市です。都市の便利さと、里山のやさしさ。そのどちらも、がんばらずに手に入る町って、実はそう多くありません。

この可児市、じつは**「空き家バンク」に登録されている家の数が東濃地域でも多いほう**。つまり、「ちょっと古いけど、まだまだ住める家」が選びやすいということ。しかも、500万円以下の物件もちらほら見つかるんです。

そこで今回は、そんな可児市の空き家事情と、移住者にとっての魅力をまとめてみました。

可児市ってどんなまち？

まずは、もう少しだけ可児市のことを。

🗺 交通アクセスが“ちょうどいい”

たとえば、名鉄広見線で犬山から可児へ。そこからJR太多線で多治見や中津川方面へとアクセス可能。名古屋へ通勤している人もけっこう多いのだとか。

🌳 緑が多くて、子育てにも◎

一方で、春には桜、夏にはホタル。しかも、公園も広くて、保育園や小学校も比較的新しい。のびのびと育てたい家族にとっては、うれしい環境がそろっています。

空き家バンクの活用方法

さて、ここからが本題。

🏠 どんな家があるの？

可児市の空き家バンクでは、

• 5DK／500万円台の戸建て
• 6DK／補修済みで即入居OKな家（2,000万円前後）
• 空き地（住宅用地）だけの登録もあり
  …と、幅広い選択肢が見つかります。

特に注目したいのが、「DIY前提で安く出されている家」。見た目は古びていますが、内装を少しずつ自分好みに変えていけるという点では、“理想の基地”にもなりうるのです。

🔍 見るべきポイント

とはいえ、初めての空き家探しでは不安もあるはず。だからこそ、

• 自治体の補助金制度があるかどうか
• 周囲の空き家密集率
• 交通アクセスや買い物施設の有無
  なども、あわせて確認しておきたいところです。

📍岐阜県 移住・定住ポータルサイト「ふふふぎふ」

可児市が移住者にやさしい理由

🌸 補助金・支援制度も見逃せない

たとえば、

• 空き家改修補助：最大100万円
• 移住者向け住宅取得支援：一部地域で加算あり
• 子育て応援金制度：子どもの数によって給付
  など、移住＋子育て世帯には特に手厚い支援が用意されています。

🤝 地域とのつながりやすさ

「田舎の人付き合いが不安…」という声も聞きますが、可児市は新旧の住民が混ざっているエリアも多く、移住者に対してオープンな雰囲気です。実際に、県外から来たご夫婦が「町内会で野菜を分けてもらった」というほっこりエピソードも。

まとめ｜「ちょっと古い家」と、あたらしい暮らし

空き家というと、どこかネガティブな印象があるかもしれません。でも、可児市ではそれが「可能性の箱」に見えてくるから不思議です。

確かに、不便なところもあるでしょう。けれど、便利すぎない暮らしの中に、自分のペースを見つけられる。それが、移住してきた人たちがよく口にする“ちょうどよさ”なのです。

空き家を見に行く日。古い家の玄関を開けたときに、ほんのすこしだけ未来の暮らしが見えたなら──それはもう、移住の第一歩が始まっているのかもしれませんね。

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