山口県で空き家が“0円”？｜古民家再生YouTuberが注目すべき物件リスト

山口県の風土と、空き家に眠る可能性

本州の最西端に位置する山口県は、日本海と瀬戸内海の両方に面した風光明媚な地域です。とくに角島のコバルトブルーの海や、秋吉台のカルスト台地など、全国的にも知られた絶景スポットが点在しています。

一方で、都市部への人口流出が続いた影響もあり、県内各地では空き家が増加。とくに長門市、防府市、山口市、宇部市、柳井市などでは、中心地から少し離れると手つかずの古民家や中古住宅が多数見つかります。

では、なぜ「無料」「0円」というワードが今、山口県の空き家に結びついているのでしょうか？

空き家バンクと“0円物件”の仕組み

まず知っておきたいのは、山口県内の市町村が運営する「空き家バンク」の存在です。これは、空き家を持て余す所有者と、それを田舎暮らしに活用したい移住希望者などをつなぐ、いわば“地域版マッチングサービス”。

たしかに、すべての物件が「無料」で手に入るわけではありません。しかし、相続などで処分に困っている家は「あげます（無償譲渡）」という形式で掲載されることも。たとえば長門市の空き家バンクには、過去に「0円＋現状引き渡し」の住宅**が紹介された実績もあります。

また、民間サイト（たとえばジモティー）でも「売り物ではなく、誰か住んでくれるなら」というスタンスのオーナーが現れることも珍しくありません。

再生向き“古民家”はどんな物件？

もちろん、「0円だからすぐ住める」とは限りません。山口県にある古民家の多くは、数年～十数年放置されたケースが多く、屋根や基礎、配管のチェックは欠かせません。

しかしながら、DIYやセルフリノベが得意な方にとっては、むしろ魅力的な挑戦材料になります。とくに農地付きや別荘風の物件は、YouTube映えもしやすく、再生過程の発信価値も高いといえるでしょう。

一部の地域（たとえば徳地、阿知須、山口県阿武町など）では、補助金や改修サポート制度もあり、結果として数万円以下の費用でリノベが始められる可能性もあるのです。

山口県のおすすめエリアと空き家タイプ

地域によって、空き家の傾向はさまざまです。

こうしたエリアの物件情報は、空き家バンクや市町村公式サイトを定期的にチェックするのがベストです。とくに「アットホームなご近所付き合い」を大切にしたい方には、移住者支援制度も含めて大きな後押しとなるはずです。

📍山口県空き家ポータルサイト（県公式）
山口県内の空き家に関する取組・空き家バンク・補助制度など、総合的に掲載されています。

“住んでみたい”を現実にするために

最後に、ひとつ気をつけたいことがあります。たとえ「0円」や「無料」で取得できたとしても、家は不動産。登記や固定資産税、リフォーム費など、長期的な目線でのコストを必ず試算してください。

とはいえ、「費用を抑えつつ、自分の手で住まいを作っていく」…そんな生き方に惹かれる方には、山口県の空き家は大きな可能性を秘めたフィールドになるでしょう。

🧱 “無料”だけど、価値はある。
山口の空き家には、リノベ好きの心を動かす力がある。

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